ボバースコンセプトについて

昨今、脳卒中のリハビリテーションではエビデンスが重要視されています。


長下肢装具の利用や、ロボットを用いたリハビリテーションのような課題指向型アプローチにエビデンスがよりよくついています。


そんな中で、一昔前までは神経生理学的アプローチといわれるものが主流でした。



その中で、日本人のセラピストの多くが学んだ概念の1つにボバースコンセプトがあります。




ボバースコンセプトとは?


ボバースコンセプトの説明は以下の通りです。

ボバース夫妻(大道会HPより引用)
ボバース概念は、イギリスのボバース夫妻によって1940年代に始められた中枢神経疾患に対するリハビリテーションの方法のひとつです。その後、世界各地で多くの指導的立場の療法士を輩出し、さらに治療内容を発展させながら世界的に普及しています。 
バースアプローチは脳や脊髄といった中枢神経系の可塑性を活用し、中枢神経疾患をもつ方々の機能改善をめざす治療です。  
ヨーロッパを中心に、アメリカ、カナダ、ブラジルなどの南米、南アフリカ共和国、オーストラリア、イスラエル、韓国、日本など25か国で多数の講習会・研修会が開かれ、また毎年1回の総会が世界各地で開催されています。


私自身は課題指向型アプローチ主流の病院で勤務した後に転職し、現在の病院でボバースコンセプトを学びそこからイントロダクトリーモジュールと成人基礎3週間コースを受講しました。


ボバースコンセプトは、特定の方法を用いているわけでなく患者さんの機能的な問題点やその人の日常生活に合わせて、神経生理学における考え方をベースにオーダーメイドにアプローチを組み立てていくものです。



それゆえエビデンスでは証明しきれない上に、介入者の知識や技術レベルによって提供できるものに差が出てきてしまうという問題点があることは否めません。



ですが、患者さんにエビデンスのみのリハビリテーションを提供することでの弊害を私はこの目で何度も見てきました。



エビデンスのみでは限界があることは明らかとはっきりと言い切れます。



ボバースコンセプトは脳卒中に関わる患者さんにとって、よりよい治療を提供できるものであり、この概念を学んだセラピストは今後到来するであろう「セラピストが選ばれる時代」に他のセラピストとの違いを知識・技術の両面で見せることができると私は思っています。


ボバースコンセプトを学ぶためには?


ボバースコンセプトを学ぶための機関としては

・日本ボバース研究会

・JBITA 日本ボバース講習会講師会


があります。


どちらでも基礎3週間コースと上級者1週間コースの案内を見ることができます。


ですが、基礎3週間コースを受講するためには、



紹介コースであるイントロダクトリーモジュール1・2の2コースを受講する必要があります。


この紹介コースを受講することで3週間コースの受講資格を得ることができます。


ですが、紹介コースでもかなりハイレベルな内容を行うことが多いです。
(あくまで私の印象では)


ボバース研究会では各地方支部での勉強会の案内を掲載しているのでそちらでまずは雰囲気に触れてみるの良いかと思います。


その他にもボバースコンセプトに基づいた勉強会を開催されているところがいくつかあります。


以下に3つ載せておきますのでご覧になっていただければと思います。

i.solution研究会



上賀茂神経リハビリテーション教育センター(KNERC)




Stroke Lab



上2つの講習会には実際に伺ったことがありますが、初心者にもわかりやすく、経験者にも発見がいっぱいある充実した内容になっています。


Stroke labは伺ったことはないですが、関東の方にいるセラピストからの評判はとてもよくとても勉強になるみたいです。



ボバースコンセプトの講習会の特徴としては患者さんへの治療介入デモンストレーションが見れることが挙げられます。



これを見ることによって、ボバースコンセプトのクリニカルリーズニングや実際のハンドリングについてみることができます。



ボバースコンセプトについて書いた私の記事

直接ボバースコンセプトに関しての事を書いた記事は以下のものになります。


今見返すと少し感じ方が違うなーと思ったりするものもありますが、その当時の感想=読者が知りたい内容かと思いますので手は当時から加えていません。


駄文ですが、ボバースコンセプトを学びたいと思う方の参考になれば幸いです。



脳卒中における最もポピュラーなリハビリ概念!ボバース概念について僕が思うことを書いてみた。






ボバースベーシックコースを受講してみての感想 ~What is your final limitation?~






ボバースベーシックコースを修了しての感想。〜Explore potentials in your partner!~






本物の治療を間近で実際に共有できます。 KNERC(上賀茂リハビリテーション教育研修センター)で臨床見学に行ってきました。






またまたインストラクターの元へ・・ 再びKNERCに行って来ました





ハンドリングをキャリーオーバーさせるには?ベーシック修了者講習会に参加してきました

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