私も今回、初めて試験を受けました。
やはり事前の情報がとても少なく五里霧中といった感じで勉強してきました。(特に専門科目)
そして当日実際の試験を受け、「こんなこときいてくるんか!」といった問題が多々ありました。
そこからは、理学療法士協会が認定を持ったものに何を求めているのかが何となく見えてきます。
問題の記載などは、避けますが簡単に問題の傾向を示していきたいと思います。
共通問題
労働基準を把握する
子育て世代のママさん達にはどのような権利があるのか?というような内容を職場の誰もが理解する環境がとても重要であると研修会でも言っていた気がします。(ちゃんと覚えませんが・・)認定理学療法士はある一定の基準を満たした、職場のリーダー的存在であると協会は認識しているようで、このような管理のこともしっかり把握して行けることに重きを置いているようです。
地域の中で行われるサービスの中心となる
地域包括や介護予防の推進リーダーの役割は病院に留まらず、地域の様々な活動で周りを動かす役割を果たさないといけないとのこと。これから予防の分野や地域で医療を推進するという流れの中で理学療法士の実践できることをしっかり行わないといけないです。
※追記:H29年度の認定理学療法士試験では地域包括ケアのことは試験に出題されなかったとほかの友人より聞いています。
研究など学術活動を実践する
これに関する問題はかなりの割合を占めると思います。どの研究で、何がわかるのか?
この研究はどんなデザインなのか?
理学療法士の学術的な活動も推進してそれを周りにアドバイスできる。
これも認定理学療法士の役割の一つなのかもしれません。
専門問題
診断基準や、医師の処置方法を理解し共通の認識を持って動けるようにする
運動器と脳卒中の問題から読み取れたのは、医師がどのような診断や処置(手術)を行っているのかを理解すること。
処置にはどのようなリスクがあるのか?
手術はいつ行うのか?
その病態になり得るリスクファクターは何なのか?
このような事がわかれば医師と共通の認識を持つことが可能で、医師の見解に対しての理解が向上すると思います。
医師と連携すれば、信頼を築けますし仕事がしやすくなるのは明白。
勉強して損はないですね。
客観的な評価バッテリーを用いる
ぶっちゃければ、理学療法でのアプローチのことはあまり問題出ませんでした。アプローチは評価あってのもの。
その評価はどのようなバッテリーを用いておく必要があるのか?
ガイドラインのものを用いれば、かなりの明確な評価が可能になります。
時間的な制約は大きいですが、信頼できる客観的データは重要です。
ガイドラインを理解し、それを実践する
私はボバース概念やPNFのコンセプトを臨床で用いていますが、医師からすると何をしているのかわからない事が多いみたいです。
その都度目的や効果を示すと納得はしていただけますが、ガイドラインに乗っているような装具療法などにはすぐに理解を示していただけます。
どちらがいいとかはないとは思いますが、やはりガイドラインに乗っているような治療法は説明せずとも理解して貰っているようです。
※でもどの装具がどんな特徴があって、どれがいいとかまではわかっている医師の方は少ない印象です。
装具の選択は理学療法士に一任されることが多いので、責任重大です。
試験内容=認定理学療法士に求められるもの
そういった印象でしょうか?
試験自体は、しっかり勉強すればちゃんと合格する試験だな・・と感じました。
駄文でしたが、参考になればと思います。
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