ようこそ、理学療法の世界へ! 新人療法士さんに覚えておいて欲しい5つのこと





今日は第52回の理学療法士・作業療法士国家試験の合格発表だったようです。


また新人の方達が入って来る季節がやってきましたね。



僕もまだまだ若いつもりですが、病院を見渡すと上から数えた方が早くなってきました・・・



今日は僕が新人だった頃を振り返り、その時に学んだ教訓を書いてみたいと思います。




僕の新人時代は本当に酷かった



就職した最初の病院では、同期のみんなが本当に要領がよくコミュニケーション能力も高く、いわゆるよくできる新人でした。



僕自身はコミュニケーション能力はそれ程高くない、要領は良くない、プレッシャーに弱いなどはっきり言ってポンコツでした。

当時のトップの人から本当にクビを考えていたと後々になって言われました。笑




その地点で周りの人達からは



「できないヤツ」




のレッテルを貼られてしまい、少々のミスでもめちゃくちゃ怒られるという状態でした。




でも、僕自身の数少ない自慢できることは反骨精神があることと、知的好奇心があることだと思いますので、怒られても食らいつき、毎朝その日の見学もしくは担当する人のカルテをみて前日のリハ内容や家屋情報の確認、そして文献で調べた内容との照らし合わせと自分の考えをまとめて質問に行くという事を繰り返しました。



その姿勢を見てくれた上司が、クビを引き止めてくれたそうで、本当に頑張って良かったと今でも思います。





でも、そんな姿を見てカッコ悪いやお前がそんなんしたって意味ないとかも正直言われました。影でですが。



3年目くらいにはそんなこと言う奴らを全員論破できるようにしてやる!という方に反骨精神が向いていたのを覚えています。



今後、理学療法士になる人に忘れないで欲しいこと


わからないことは必ず聞く


業務面、知識面、技術面など全てのことにおいて先輩は新人さんより経験・知識が豊富です。



よくわからないまま、理学療法や業務を行ってしまうと必ずミスを犯してしまいます。



一度ミスをすると、



「あいつはミスする奴」




という印象を植え付けてしまいがちです。




石橋を何度も叩いてイイと思うので、疑問点や不安なことはもちろん何気ないことでもなんでもイイので、先輩に聞いて見て下さい。



マメに報・連・相をしてくれるだけでもかなり印象が違います・・・



恥ずかしがらずに、聞いて行くことで医師や看護師との連携にもつながりますので。





スケジュール帳を使いこなすこと


膨大な仕事量に加え、患者管理を個人で行う施設であればスケジュール帳は必須です。



言われた期限や患者さんの時間、研修会の日にちなどわかった地点ですぐに書き込んでいけば1日一回開くだけでも、今後のスケジュールを把握し物事の優先順位が決めやすいです。



結果的には業務負担の軽減や、ミスの減少にも繋がります。



スケジュール帳を持たれていない方は購入を検討して頂ければと思います。





勉強は引き続き継続


国試勉強は大変です。




でも、臨床に出るとまだまだ勉強が必要になって来ます。



先輩への質問も大事ですが、自分で考える力を養わないといけません。




自分で評価し、仮説を立てて、それを元に理学療法を実践するクリニカルリーズニングが常に求められます。




そしてクリニカルリーズニングの元になるのは、経験・エビデンスの把握・セラピストの知識と言われています。



エビデンスや知識の補充は新人のうちから可能ですし、これができなければ適当な行き当たりバッタリの理学療法になってしまいます。



これをずーっと続けると今後の後輩達にもイイ影響は与えませんよね?



いずれ先輩になりますから、しっかりと考える癖、そしてそれのもとになる知識を身に付けましょう。



外に出て行こう


自分の働く施設内の中でも十分な経験を積むことができると私は考えています。



でもそれは全員同じことです。



2025年までは理学療法士の仕事に需要があると言われていますが、それ以降は冬の時代が訪れると言われています。




そうなったとき他の人と比べて、何かと突出すべき経験や知識に術が必ず必要なってくると考えられます。


勉強会に行くでもよし、ボランティアに行くでも良し、母校の運動部でトレーナーをするでも良し、チャンスはいくらでも転がっています。



私は水泳のトレーナー活動、ボバース概念の勉強会、各徒手療法の勉強会など、できるだけ今の時に他の人との差をつけるよう自分では努力してるつもりです。



外に出て色々な刺激を送ることが施設内での臨床にも必ず役に立ってきます。



若くて動けるうちにいろんなことに手を出してみましょう。



その中で自分のやりたい事は必ず見つかるはずです。





プライベートも充実させる事!


休みは勉強も大切ですが、プライベートも大切です。



自分がハッピーでなければ、患者さんにはイイ影響を与えることはできないはず。




自分の経験が、患者さんとのコミュニケーションに役立つことは私の経験上よくあります。



余暇活動や、友人、恋人、同僚との時間を無駄なく楽しく共有できるようにして下さい。




お金も使いまくれば、イイと思うよ。笑






僕の短い臨床経験でですが、業務のことからプライベートな事まで大切な点を5つ挙げてみました。




細かいこと言えばまだまだありますが、自分が楽しければ仕事もプライベートもきっと順調にうまくいきます。




臨床は大変ですがやりがいで楽しいこともたくさんあります。



新人のみなさん、4月からどうかよろしくお願いします。




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