その中でも解剖学を勉強する意義について書いていきます。
多分学校でも1番最初に学習を始める科目ですが、1番最初にすると言う事はこれがわからないとそれ以降の学習に支障が出ますよ~と言う事です。
それがわからず、僕は非常に困りました。
きっと主訴を問診しながら姿勢やクセなどの視診を行なって、動作を見て問題点を抽出・予測していく。
その次は実際に触れていくという作業に入っていきます。(いわゆる触診)
ここで大切なのは、自分が今からどこを触るのかを明確にしておくということです。
徒手的な介入を行う時の効果が間違いなく弱まる。下手すりゃ悪くなる。
わからないから、動かないからといってやみくもに強く圧をかけたりすると腫脹や発赤などの炎症兆候を生み出したりもします。
筋肉への介入の際も同様で、深部筋の治療を行おうとして強く圧をかけ過ぎれば防御性収縮や痛みを誘発してしまいます。
解剖学で習う骨や筋肉の正確な位置を理解していれば、このような事態を回避できますし、徒手的介入を行った際の効果も期待できます。
実技有りのセミナーが皆好きみたいですが、コースなどを別にして触り方やランドマークの確認、触診位置の確認にそんなに時間はかけません。
解剖学と触診はセットで勉強するとGOOD!
ですが、実際に勉強しようと思うとやはり解剖学的な指標を触れていく事で学習は進みやすいです。
臨床に出ていると触診の必要性に改めて気付かされます。
勉強方法はやはり教科書や解剖学のアプリなどを見ながら実際に触って練習していく。
そこから、タッチングを極めていきたいならボバースの講習会、関節モビライゼーションを勉強したいならマニュアルセラピーの勉強会に参加すればいいと思います。
ですがまずは場所や走行が分かった上で触ることができることが最も大切です。
解剖学が分かると臨床もやりやすくなりますので、学生や新人、若手セラピストの皆さんは一度これを機に見直して頂ければいいかと思います。
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