最後の夏にかける想い。水泳の関西学生選手権にトレーナーとしてサポートに行ってきました。

7月16日に関西学生選手権水泳競技大会(関カレ)に行ってきました。



私がいつも行かせてもらっている大学のサポートとして行かせて頂きました。




一応、正トレーナーとしてだったのですがまだまだ顔も部員には知られていないようで(しかもチーフトレーナーも入れて他に3人トレーナーがいたのもあり)僕のところにはコンディショ二ングにくる人たちはいませんでした。泣






でも、他のトレーナーの皆様のコンディショニングは見ていてとても参考になりました。


試合直前のコンディショニングとは


理学療法士として私自身は回復期病棟や一般病棟、通所リハ(デイケア)や訪問リハを一通り経験してきました。




また、スポーツ障害からの復帰を目指す方の理学療法も現在は行っております。






一般病棟や、回復期病棟の患者さんはいずれ自宅に帰って生活を行えるようにするための機能改善を中心とした理学療法を提供することが多いです。





また通所リハや訪問リハは自宅での生活を見た上で、能力の維持・向上や環境設定などに携わります。






スポーツ復帰を目指す方に対しては再損傷を防ぐことと復帰に向けて、筋力増強や四肢体幹の可動性の改善を目指すためのアスレティックリハビリテーションを提供していきます。




つまり、これらは数ヶ月・数年先を見越した上で理学療法士が関わることが大切だと個人的には思います。






ですが試合直前の選手たちは、数分後・数時間後に行われるレースや試合で結果を残すためにトレーナーの元へやってきます。





これはかなり大きな違いであると感じました。





また水泳競技は予選の後に決勝レースがあるので予選前と予選直後、決勝前とではまたアプローチが変わります。





パフォーマンスアップのための軽運動なのか、疲労回復や鎮痛のためのリラクセーションなのか、一時的に代償手段を教えていくのか。




それを瞬時に判断して行っていくのは、見学していてとても勉強になりました。



実際に行われているコンディショニングは


水泳競技は故障部位として、肩や腰部に何かしらの問題を抱えていることが多いです。





また平泳ぎに関しては特異的に膝関節を故障する例も見られます。





肩関節に痛みを抱えていたり、柔軟性が低下している選手に関しては肩甲骨の動きが悪くなっている例が多いと感じました。



腰に関しては、股関節の伸展筋の弱化や胸椎の伸展可動性が足りない印象です。




それらの部位に対して、柔軟性が足りなければストレッチを行ったりマッサージを行ったりしていきます。






ただし、レース前の選手に関してはあまり深層までしっかりリラクセーションを行うことはせず表層に見られるスパズムを取っていくように行っていくようにされていました。






※個人的にはPNFでのコンタクトリラックスやホールドリラックス、マニュアルセラピーにおけるPIRなど筋収縮をともなった方法なども有効的ではないかと感じました。






そして、それらのアプローチをした部位にはある程度低負荷の筋収縮を入れて全可動域で良好なパフォーマンスを出せるようにしていきます。






また、筋出力を上げたい場合は全身運動(四つ這いやうつ伏せ)の中でポイントを絞ってアプローチを行われていました。





また、水泳競技自体の特徴として非常に全身の回旋を要求されるスポーツなので四つ這いの中で手からの体幹回旋運動を行ったり、PNFの上肢パターンを行われていました。





やはり回旋運動が制限されている選手は、故障や疼痛が多くなっている印象です。






まずは柔軟性を獲得して、そこから筋収縮を行っていく。






この辺りは、通常の理学療法に通じるところもありそうです。





今回はトレーナーとしての参加報告を書きました。





まだ7月・8月とトレーナー活動がありますので今から楽しみです。





またその報告もここでさせていただきます。

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